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  • 執筆者の写真優人 鈴木

パーキンソン病って何?

更新日:2023年6月19日

みなさんは、「パーキンソン病」という病気を知っていますか?


大人の方は聞いたことがある方もおられるかもしれません。


これは、難病と呼ばれる病気の1つです。


難病というと、「数千人に1人」や「数万人に1人」の割合で発症する病気といった認識や時々、テレビの「世界仰天ニュース」などで取り上げらていることもあるので、珍しい病気と思われている方も少なくないと思います。


実際のところは「みなさんが思っている以上に多い」という所が現実です。


今回の記事は、完全に一般大衆向けの記事ではありません。

その代わり、「無知は損」です。「知識は財産」です。覚えていられなくても、聞いたことある程度に情報に接しておくことは大事だと思いますので、気になる方は、ご閲覧頂けたら嬉しいです。



あすなろとパーキンソン病について




まず、このブログは愛知県津島市のあすなろ鍼灸接骨院という場所より提供しています。あすなろは、主にご自宅や施設に伺い、難病の方へ医療保険を用いた「訪問鍼灸マッサージ」という業務を主体に活動しています。


よく町中に見かける接骨院とは少々業務内容が異なりますので、「なんで接骨院が難病について記事出してるの?」「ここの内容は正しいの?」と不思議に思われるかと思いますが、そういった事情がありますことをご承知の程よろしくお願い致します。


尚、数々の難病疾患の中でも特に「パーキンソン病」に重きを置き、追求・勉強を進めています。


「全国パーキンソン病友の会」にも所属しており、毎月、「パーキンソン病」についての最新情報を受け取ることが出来ます。罹患されている方はこの友の会への入会は可能で、毎月情報をキャッチすることは可能ですが、内容がちょっと難しい点もありますので、あすなろではなるべく分かりやすく噛み砕いたものをご紹介していこうと思っています。



院長とパーキンソン病について



あすなろの院長鈴木は、国家資格を柔道整復師、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師を所有しており、基本的には接骨院内にてアスリートの施術を担当しておりました。


しかし、ある日デイサービスへ伺う機会があり、そこで出会ったパーキンソン病の方とのお話がきっかけで訪問施術の世界へ進むことになりました。そして、きっかけとなった方の疾患である「パーキンソン病」に興味を持ち、特に着眼していくことになりました。



パーキンソン病とはどのような病気?



症状

 

※難病情報センター参照

振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こることが多い病気です。まれに40歳以下で起こる方もあり、若年性パーキンソン病と呼んでいます。

 

安静時振戦・・・何もしてなくても勝手に身体や手足が震えること

動作緩慢・・・動きが遅いいこと

筋強剛(筋固縮)・・・筋肉が硬くなってしまうこと

姿勢保持障害・・・転びやすいこと


つまり、パーキンソン病という疾患は、内蔵関係の疾患ではなく、「運動機能」に問題が起きる疾患となります。



割合

 

※難病情報センター参照

10万人に100人~150人くらいです(1000人に1人~1.5人)。60歳以上では100人に約1人(10万人に1000人)で、高齢者では多くなりますので、人口の高齢化に伴い患者さんは増加しています。

 

こちらが発症割合です。

どうでしょうか?

みなさんはこれが多いと思いますか?少ないと思いますか?


僕は、「難病」と呼ばれるものなのでもっと少ない割合かと思っていましたが、

60歳以上にもなると100人に1人と相当多いと思っています。70歳、80歳となるとどうなるのでしょうか?


それでは、続きを見ていきましょう。



原因①

 

※難病情報センター参照

ほとんどの方では特別な原因はありません。神経細胞の中にアルファ-シヌクレインというタンパク質が凝集して溜まることが原因となることが分っていますが、食事や職業、住んでいる地域など、原因となる特別な理由は分っていません。

 

神経細胞とは、脳や脊髄など神経系を構成する時の材料


アルファ-シヌクレインとは、タンパク質の1種。

タンパク質と聞くと、一般の方は、鶏肉やお魚といったことが思い浮かぶと思いますが、タンパク質にも色々な種類があり、その中の1種類ということです。


つまり、家(脳)を作るための木材(神経細胞)に、カビ(アルファ-シヌクレイン)が発生、沈着してしまって、家(脳)自体に問題が起き始めるということですね。


ただ、それがどのような家(脳)に置きやすいかまでは、まだ分かっていないということです。



原因②と対策

 

※難病情報センター参照

大脳の下にある中脳の黒質ドパミン神経細胞が減少して起こります。ドパミン神経が減ると体が動きにくくなり、ふるえが起こりやすくなります。ドパミン神経細胞が減少する理由はわかっていませんが、現在はドパミン神経細胞の中にアルファ-シヌクレインというタンパク質が凝集して蓄積し、ドパミン神経細胞が減少すると考えられています。このアルファ-シヌクレインが増えないようにすることが、治療薬開発の大きな目標となっています。


 













ドパミン神経細胞とは、人間が動こうとする時に必要なドパミンという成分を産生させる部分であり、脳の色々な場所にあるが、パーキンソン病の場合は、中脳の黒質という場所のドーパミン神経細胞に問題が起きている。この問題というのは、先程上で記した、「アルファ-シヌクレイン」の問題。


ということは、このアルファ-シヌクレインの黒質での発生を防ぐことがパーキンソン病への対策に大きく関わっているということ。



 

今回は、ここまでにしましょう。

いかがでしたでしょうか?

まだまだ概要ですが、1つずつ紐解いて行くとなんとなく分かって頂けたのかなと思います。

パーキンソン病については、我々も学校で何度も勉強しますが、現在、現場に入ってみると教科書では分からないことだらけです。


患者様からしたら、正直、机上の理論はどうでもよくて、日常の困っている悩みが少しでも改善出来ることを望まれています。しかし、我々としては、そこへのアドバイスや対応策、施術プランを練るには最低限、机上の理論だけでも抑えておく必要があると思い、私は学習を続けています。


今回は、「全国パーキンソン病友の会 会報」までの内容に入ることが出来ませんでしたので、また、随時発信していきます。


今後ともよろしくお願いいたします。

 


◎あすなろの在宅ケア


あすなろでは、津島市/愛西市/あま市/蟹江町を中心に独歩が出来ない方のご自宅や施設に伺い、医療保険を適用した施術を行います。


☆手足の痛みや痺れでお困りの方

☆脳卒中の後遺症で思うように身体が動かない方

☆病院や治療院などへの通院が困難な方

☆寝たきりで関節や筋肉に痛みやこわばりのある方

☆介護保険の限度が一杯で機能訓練が受けられない方


あすなろのスタッフは、柔道整復師の資格も保持し、接骨院での経験を元にマッサージや鍼施術だけでなく、必要な運動療法を積極的に取り入れていきます。


 

〈あすなろからのメッセージ〉


生活がしんどい。仕事がしんどい。その気持ちはとても分かります。ですが、現実にはそれを味わうことさえ出来ない方々がみえます。誰もが起こり得ることです。


僕は皆さんより少し身体について知識があり、技術があります。だから、施術をします。みなさんは、「こんな医療制度があるんだ」と知ることだけで大丈夫です。

まだまだ一般の方には認知の低い医療制度になりますが、全ての方に受ける権利があります。気になる方は、メールでもお電話でも構いませのでご連絡ください。


そして、周りで「この人あの制度使った方が楽になるんじゃないの?」と思うような方がいたら、教えてあげてください。


『訪問鍼灸マッサージについて』気になることがある方は、全国地各地どこからでも構いません。DMにてご相談ください。


 

訪問鍼灸マッサージ

あすなろ鍼灸接骨院base津島

愛知県津島市宇治町新堀田90-2 Confor-K B106

0567-41-3924


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